3(長文・短詩型タイトル)1 それは、永訣にも似た しばしの別れ。 2 邂逅には早すぎた。私たちは未熟すぎた。 3 あなたの肩越しにあなたはいないけれど、私を休める唯一の場所。 4 これは、愛のように美しくも残酷でもないけれど、 恋のように純粋で執着できるようなものでもない。 5 それは私の手には余る 恋 だったのだ。 6 何も言えず、何も訊けず、 そうして私は朽ちていくのだろう。 7 いとしい いとしい 彼の唇が紡ぐ嘘。 8 包まれていたい。 吐息よりも軽く、体温よりも熱く、 けれど心地よい あなたの愛情に。 6 君のひとみは星の輝き。君のことばは愛の囁き。 10 初夏を仰ぐ、あなたの横顔に恋をする。 11 私はそんなあなたの目の前で、泣いてあげることしかできない。 12 悪か、正義か。 どちらの手による幕引きか。 13 ねえ、君の言う「愛」には、どれだけの価値があるというの? 14 あなたの目が怖い。私をたったひと睨みで殺す。 15 私には、あの人に縋り付いて泣く勇気もない。 16 生まれ変わっても、変わらず愛してね。 17 僕だけのものになって欲しいとは言わないから、ただ、傍にいて欲しい。 18 あたしとあんたの関係性は、恋と愛との狭間にある。 19 「死」というものほど、私(人)の目に客観的に映る現実はないと思う。 |